納豆は大好き派と苦手派に分かれますが、私は大好き派で良く食べます。そして、炊き立ての熱々ご飯にのっけてガ~と食べるのが大好きです。
ところが、先日テレビ番組「主治医が見つかる診療所」で、熱々ご飯に納豆をのっけて食べるのはNGだと言うことが分かりました。
熱々ご飯の上に納豆はNG
炊き立てご飯が好き、納豆が好きと言う私にとってはちょっとショックでした。
というのは、この食べ方だと納豆の有効成分である「ナットウキナーゼ」が有効に摂れないからです。
炊き立てのご飯は、約70度ほどあります。
ナットウキナーゼが活躍するのには温度が大切で、温度が50度以上になると活性が弱まり、70度以上になると活性をやめてしまうそうです。
私は悪玉コレステロールと中性脂肪が高いので血栓対策に納豆を積極的に食べるようにしています。(※DHA・EPA・ナットウキナーゼのサプリメントは飲み続けていますが)
ところが、私の食べ方はせっかくのナットウキナーゼを殺していたのです。
せっかく納豆を食べていたのに無駄だったのか・・・と思うとちょっとショックでした(苦笑
どうしても乗っけて食べたい人はご飯を冷ましてから食べるか、熱々ご飯を食べる前にお箸でご飯をかき回してから食べると良いそうです。
お茶碗の中の熱々ご飯は70度ほどありますが、お箸で数回かき回すと46度くらいに温度が落ちるようです。これなら、不活性化する50度をクリアしてますね。
同じく青魚の成分DHA・EPAも熱に弱い
同じく、青魚の有効成分であるDHA・EPAも熱に弱いので、DHA・EPAを摂る目的なら本来は生でたべるべきです。
しかし、じゅ~じゅ~脂が滴り落ちる焼きサンマなどは本当においしいですよね。
私は、これが大好きなのでなんとも寂しい話です。
番組のアドバイスとしては、焼いた魚ばかり食べないで、お刺身も交互に食べるようにすると良いと言うことです。
焼き魚を食べたら次は刺身と言う感じですね。まったく食べないのは寂しいですが、これなら実践できそうです。
DHA・EPAなどのオメガ3は熱に弱い
DHAやEPAは不飽和脂肪酸と言い「オメガ3」という身体にとって良い油です。
このオメガ3は、青魚の油や、くるみなどのナッツ類、植物油なら亜麻仁油やエゴマ油に多く含まれます。
しかしオメガ3の弱点は酸化しやすいこと。亜麻仁油やエゴマ油は冷蔵庫に保存し、生で食べる直前にサラダなどにかけて食べると良いですね。
オメガ6の過剰摂取
その他、オリーブオイルやごま油などは、リノール酸の「オメガ6」という油に分類されます。
オメガ6も体に摂って必要な油ですが、オメガ6は普通に生活していても自然と摂れる油です。
というのは、オメガ6はほとんどの食物に含まれているので逆に多く取り過ぎる傾向にあり、体調不良や病気の元になっている可能性があります。
例えば、ランチに一般的なカレーを食べると、推奨されるリノール酸の約2倍も摂ってしまいます。
その他、焼肉、唐揚げやポテトフライ、ドレッシング、マヨネーズなど知らないうちに摂っているのがオメガ6なのです。
朝食や夕食でも相当のリノール酸を摂っているので、オメガ6脂肪酸が過剰摂取になるのが分かります。
このオメガ6の油をオメガ3の油に代えたら、花粉症やアトピー性皮膚炎が解消したり、更年期障害が軽くなったりという人もいます。
自分はオメガ6を取り過ぎているな~と心当たりのある人は、徐々にオメガ3に代えてみると良いですね。