家族性高コレステロール血症の新薬レパーサ、プラルエント発売される

脂っこいものも食べないし太ってもいないのに、悪玉コレステロールが高い人がいます。

高コレステロール血症新薬

実は私がそのタイプで、現在治療を受けているのですが、食事制限、投薬、運動をしてようやく正常値の範囲に抑えています。

体重は標準体重、ご飯は小さい茶碗に半分、1日8000歩いているにもかかわらず、中性脂肪値も悪玉コレステロールもなかなな下がりませんでした。

医師からは、家族性の高コレステロール血症と診断されています。

一時は、善玉コレステローと悪玉コレステロールの比L/Hが3.9でしたが、高脂血症薬「リピトール」と「ロトリガ」、「ナットウキナーゼ」のサプリメント等を飲むことで現在は1.7程度まで下がっています。

家族性高コレステロール血症とは

家族性高コレステロール血症は、「家族性」と頭につくように、遺伝子が関係しています。生まれつき肝臓にあるLDL受容体に遺伝子に異常があり、悪玉コレステロールを分解できないために高くなってしまいます。

日本動脈硬化学会の診断基準では、以下の3項目の症状で2項目ある人を「家族性高コレステロール血症(FH)」と診断しています。

①悪玉コレステロールが180ミリグラム以上
②2等身以内に家族性高コレステロール血症や心筋梗塞になった人がいる
③アキレス腱が盛り上がる、目の周り、ひじ、ひざに黄色いしこりがある

日本では、200人~500人に1人、約25万人~60万万人の患者がいると推定されています。

治療しないと動脈硬化が進行して、心筋梗塞などの危険がありますので、継続的な治療が必要となります。

治療の基本はスタチン系飲み薬

治療は、食事療法や運動のほか、薬物による治療が行われます。35年前にスタチンという薬が開発され、肝臓でのコレステロール合成を抑えLDLコレステロールを下げることができます。

●スタチン系の薬剤(クレストール、リバロ、リピトール、バイコール、ローコール、リボバス、メバロチン、メバコール等)

しかし、スタチンの薬でも下がらない場合には、透析のように体外で血液からの悪玉コレステロールを分離する方法(アフェレシス)が治療が行われていました。

アフェレシスは、1~2週間に1回、3~4時間かけて特定の病院で行う必要があります。

2016年新薬レパーサ、プラルエントが開発

そんな中、高コレステロールや悪玉コレステロールの低下の大幅な改善が見込める注射薬レパーサ、プラルエントが開発され発売されました。

スタチン系薬剤と併用し、2週間に1回皮下注射することで、悪玉コレステロールを下げる効果があるそうです。

今まで、薬では下げきれず、アフェレシス(血液分離)を行っていた人も、この薬のおかげで改善することができるそうです。

もし、家族性高コレステロール血症や、薬を飲んでも悪玉コレステロールが下がらない等でお悩みの方がいましたら、かかり付けのお医者さんに相談してみてください。

この記事は、日本動脈硬化学会、難病情報センター、アステラ製薬のサイトを参考に、読売新聞(夕刊)2016年9月14日号の記事を元にご紹介しています。

日本動脈硬化学会 http://www.j-athero.org/specialist/fh_s.html
難病情報センター http://www.nanbyou.or.jp/entry/226
アステラ製薬 https://www.astellas.com/jp/corporate/news/detail/post-241.html

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