私の家族は、中高年になると悪玉コレステロールが急激に増えて「高脂血症」になる家系のようです。

親戚には、脳梗塞で突然死亡した叔父が二人もいます。

そんな家系なので、私の姉(58歳)も48歳ころから悪玉コレステロールが高くなり、「高脂血症」と診断されました。

姉は、48歳の頃更年期障害が始まり、突然悪玉コレステロールが増えました。

女性は生理が終わると、今まで血管の柔軟性を保っていた女性ホルモンが減少するので、一気に血管系のトラブルが増えると言われています。

もともと、小食の上、脂っこいものが食べられないので痩せ気味だった姉は、まさか自分も高脂血症になるなんてと驚いていましたが、やはり血は争えないもので、体質は似るようです。

血管の硬さも気になっていたので、54歳の頃から本格的な治療を始めました。

姉が実践したのは、高脂血症の薬(クレストール)の服用とDHA・EPAのサプリメントとナットウキナーゼを摂ること、運動することでした。

クレストールは、1日1回最低量を飲み、DHA・EPAとナットウキナーゼのサプリメント
は1日1回食後に摂りました。

あるテレビ番組で、「見た目が若々しい人は血管が柔らかく、血管年齢も若い」と聞いたので、いつかは血管年齢を知りたいと思っていたところ、医師から「そろそろ、動脈の硬さを調べましょう」と言われたので、早速検査をしてきました。

悪玉コレステロールが高くても2年ほどは何もせずに放っておいたので、悪い数値が出るかも?と思いながら検査に臨みました。

血管年齢を分かる検査

検査は、両手と両足の血圧を同時に測ることで、「血圧」、「血管の硬さ」、「詰まり具合」から血管の状態を見て、血管年齢が分かると言うものでした。

血管年齢測定

上記は、彼女の検査結果です。

血圧は、右腕が95/52、右足首が102/59、左腕が97/51、左足首が100/59 でした。少し低めですね。

血管の硬さは、左1162、右1165と健康な58歳女性と比べて標準範囲以内でした。

これには、彼女も大喜び。

この血管の硬さ(baPWV)は、主に、大血管の高さを測定したものであり、脳や心臓の血管の硬さを直接表すものではないそうです。

しかし、大血管の数値が良ければ、とりあえずは一安心です。

彼女のグラフを見ると、「やや硬い」レベルにいますが、女性健常者の平均ラインより低く、やや硬いレベルの中でも軟らかい状態に近いので、この結果は素晴らしいものだと思いました。

これは、治療の効果とサプリメントの硬化と運動(散歩)の効果だと思います。

この検査では、同時に「足の血管の詰り(ABI)」が分かります。検査は、腰から足首までの血管の詰りを調べるものです。

検査結果は、右足1.05、左足1.03 どちら足にも血管の詰りはなく、正常範囲でした。

ただ、正常でも低いレベルの正常値なので、やはり注意が必要ですね。もう少し下がると、異常値になりそうです。

この検査は、目標値を決めて、血管の硬さの経緯が追えるものです。定期的に検査を受けるとより自分の血管の状態を詳しく把握できるかと思います。

検査の体験談

検査は、約10分ほどで終わりました。

体を締め付けている物があれば、外します。上半身は、薄い下着だけになります。女性の場合、ブラジャーは付けていてもOK。

足首は素肌が見えるよう靴下を脱ぎます。

血圧計は、脚や腕に巻く部分が一般的な血圧計より大きく、圧迫は強めで長めです。

2回ほど測ります。寝ている間にあっという間に終わりました。

後日、担当医から詳しい説明がありますが、その場で、上記の検査結果の紙を渡してくれるので、だいたいの結果は即分かります。

医療機関や検査機関によって内容は多少異なるかも知れません。

こんな簡単な検査で、料金も安いので、高脂血症や中性脂肪が高い、血管年齢が気になる、動脈硬化が進んでいる、血管プラークがある、血栓ができている、など血管が気になる方は受けてみると良いですね。