静脈血栓閉塞症の3つの新薬で通院治療が可能

静脈血栓閉塞症は、俗にいうエコノミークラス症候群です。

狭い機内で体を動かさないでいると、足などに血栓ができ、空港に到着し体を動かし始めたとき、血栓が移動し肺など詰まって突然死を起こす怖い病気です。

狭い機内

エコノミークラスは、座席が狭いのでこの病気になりやすいことからつけられた名前です。

特に太った人や寝たきりの人は、血液の流れが滞ると、太ももやふくらはぎなどの静脈に血栓ができやすくなります。また、老化で血管内に傷がある人、全身麻酔による大きな手術後、がん患者、妊婦さんなどは血が固まりやすいと言われています。

血栓ができやすい人
●血の巡りが悪い・・・肥満、長期入院、寝たきり
●血が固まりやすい・・・大きな手術後、がん患者、妊婦、ピルの服用
●血管の壁の傷や炎症・・・高齢者

足の血管内に血栓ができた段階では痛みはありませんが、片方の足だけがむくむ、痛みがでる、皮膚が赤っぽく変色するなどの症状が出る場合もあります。

この血栓が肺などに移動すると、胸の痛みや呼吸困難、息切れなどの症状を起こすことがあります。

このような症状が出た場合は、循環器内科や血管外科の専門医を受診します。

足は超音波エコー、胸は心電図やCTなどで血栓があるかどうか、またその位置を調べます。

薬による治療と新薬3種

血栓がある場合、薬で血栓を少しずつ溶かします。

今までは、ワーファリンと言う飲み薬と、ヘパリンと言う注射での治療が一般的でしたが、ここに新たに3つの薬が加わりました。

●リクシアナ(エドキサバン)
●イグザレルト(リバーロキサバン)
●エリキュース(アピキサバン)

以前から使用されてきたワーファリンは、患者によっては効果の出方が違い、効きすぎると出血しやすくなるので、原則入院で薬の量を調整し、その後の通院も不可欠でした。

ワーファリンに比べ、新しい3つの薬は、効き目に個人差が少なく、安定した効果が期待できるので、長期間にわたり安心して服用できるようになりました。

血栓を溶かす作用のある食品は、「納豆」や「ビタミンKを多く含む野菜」などがありますが、ワーファリンを服用している場合、摂取制限があり、他の薬との相互作用も起きやすかったので注意が必要でした。

ワーファリンは、飲み始めは入院が必要だったのに対し、新薬は、初めから通院治療が可能です。また、重い副作用も減少したと言う研究検査も出ています。

どの薬を使うかは、血栓の多さや出血の危険性などを見極めて決めるそうです。いずれも初めは3か月使用してみて、血栓の状態を見極め、治療を続けるかどうか判断します。

血管が硬い動脈硬化を起こしている人は、日ごろからウォーキングなどで足を使う運動をすると予防につながります。

血栓は、納豆などの食事や運動などである程度は予防ができます。

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